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【バンドリ!ガルパ】ハロハピ・弦巻こころが目指す「笑顔の世界」について

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ガルパ記事第三弾は、先日まで開催されていたイベント「怪盗ハロハッピーと豪華客船」でもメインを務めたバンド「ハロー、ハッピーワールド!(以下ハロハピ)」についてです。

 

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マーチングバンド風の衣装の通り、作中に登場する5バンドの中でも特にエンターテイメント性に富んだユニットとなっていますね。

メンバーは大胆な発想力で皆を率いるリーダー・弦巻こころ(Vo)、見た目と雰囲気は理想の王子様・瀬田薫(Gt)フットボールチームのキャプテンも務める元気少女・北沢はぐみ(Ba)、メンバーの中では珍しく内気で大人しい少女・松原花音(Dr)、そしてクマのキグルミのDJ・ミッシェルの5人です。

 

………いやキグルミがDJって何やねん、って話ですが。

実はミッシェルの中身はこころやはぐみと同級生の少女・奥沢美咲。ミッシェルの時の見た感じの印象とは裏腹に、普段はローテンションでツッコミ役に回ることが多いです。ハロハピには色々な成り行きがあって加入することになるのですが、何故かこころ・薫・はぐみの3人(美咲からは3バカと呼ばれている)はミッシェルが美咲だとは気づいていないようで、美咲のことはバンドをお手伝いしてくれるメンバーだと認識している模様。そんな3人に呆れながらも、彼女達のバンド活動に何だかんだ付き合ってあげる美咲。いい子です。

 

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このミッシェルという存在も大きな特徴のハロハピですが、今回の記事ではリーダーである弦巻こころについて主に注目していこうと思います。

作中の他のユニットである「Poppin'Party」や「Afterglow」の面々よりも比較的幼く見えるこころですが、これでも彼女らと同じ高校1年生。そして弦巻こころ、その小さな体に人一倍の「行動力」と「実行力」を備えた女の子なんです。

 

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こころの趣味は公式サイトのプロフィールにもあるように「楽しいこと探し」。どういうことかと言われると文字通りの意味で、「楽しいこと」なら何でもやろうとするのが彼女の日課。そしてその行動には「楽しいことをすれば、皆も楽しくなって笑顔になるから幸せ」という彼女なりの信念があるようです。…もっとも、その漠然とした理論と突飛な行動の数々から、学校内では「奇人」として噂されていました(本人には一切その自覚はないのですが)。

 

こころがバンドに目をつけたのは、花音が要らなくなったドラムを売りに行こうとしているところを呼び止めたことがきっかけ。花音のドラムに合わせて歌うことに「楽しさ」を見出したこころは、バンドというものをあまり良く分かっていないながらも、ギター担当の薫やベース担当のはぐみを次々と勧誘し、偶然巻き込まれたミッシェルもDJとして任命し、バンド「ハロー、ハッピーワールド!」を結成したのです。

…この辺りの強引さはポピパの戸山香澄にも通じるものがありますが、こころの勢いや他人の話を聞かない具合は正直香澄以上だったりします。

 

ちなみに「ハロー、ハッピーワールド!」のバンド名は「世界を笑顔にしたい!」との願いを込めてこころがつけたもの。

 

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音楽で全世界の人々を笑顔に」という壮大な理想がこころ…ないしハロハピ全体の目標なのですが、端から見ると何て無茶なのだろう、と思えてきます。もっともこころの前でそんなことを言えば「どうしてやる前から無茶だって思うの?笑顔になりたくない人なんて世界にはいないわ!」と返されるでしょう。つまり、弦巻こころとはそういう女の子なんです。

 

実際、こころにはその壮大な理想を実現するための、様々な手段を有しているのです。それは、立派な豪邸を有し、プライベートの豪華客船も所有しているほどの弦巻家の巨大な財力。そしてそんな弦巻家に仕えている黒服達です。

 

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基本的にモブキャラも男女問わずLive2Dで動くこのゲームですが、こちらの黒服達はこの立ち絵1枚のみで微動だにせず、淡々とお仕事をこなしてく姿が非常にシュール。しかしハロハピの衣装を即座に手配したり、商店街からミッシェルのキグルミを買い取ったり、その他ハロハピメンバーの様々な要請にたちまち応じてくれる優秀な助っ人です。素人同然のハロハピがここまで上手くいけているのも、この黒服達の支えあってこそなのだと思います。

 

しかしこころ自身は『これはあたし達のバンドなのよっ。バンドはライブの演出も、衣装も、全部自分たちでやってこそよ!人の力を借りたら、オリジナリティがはばたいて、アーティスト性がふやけて、元に戻らなくなっちゃうのよ!』と(他人の受け売りながら)バンド活動で黒服達の力を積極的に借りに行くことには否定的な様子。けれどもそんなことはお構いなしに、こころの知らないところで色々な手配を済ませていく黒服達。…何とも絶妙なバランスですが、このおかげでハロハピの斜め上なバンド活動は成り立っているともいえます。

 

 

さて、全世界の人々を笑顔にするため、まずは身近な街の人々から笑顔にしていこうとするハロハピの面々。公演だったり商店街だったりと、色々な場所でゲリラライブを開催するごとに、徐々に話題となりファンも増えていきました。

 

しかし、その活動の中で「どうしても笑顔にできない相手」が出てくるのです。

 

どうしたらその子を笑顔にできるんだろう、と考えるこころ達はやがて、「他人を笑顔にすること」の本当の意味を知ることになります。そして、その出来事はやがてハロハピの「世界を笑顔に」という目標自体に関する具体的な「あるプラン」へと繋がることになるのです。

このバンドストーリーの最後で出た結論は、彼女達らしいしっくりとくる答えでしたし、最初はぶっちゃけ色物枠だと思っていた彼女達のことを心から応援したくなる、そんなエンディングでした。なので、その辺りはぜひご自身の目で確かめていただければと思います。

 

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ところで、ハロハピ関連でもう一つ、個人的に印象的なエピソードがあります。

それは、おしゃべりに花を咲かせて一向に練習が進まないこころ達を見ながら、美咲が花音に愚痴を漏らすシーン。この中で美咲は「ブレーメンの音楽隊」にハロハピを例え、当初の目的地であるブレーメンに辿り着く前に安住の地を見つけた物語の音楽隊と同様に、このまま楽しい時間が続くだけで世界を笑顔に出来ないまま卒業を迎えてしまうんじゃないか、と言うのです。

 

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(☆2[ステージ]奥沢美咲エピソード「衣装について」より)

 

しかし花音は「皆楽しく過ごしていたらページが終わっちゃっただけ」と返し、それを受けて美咲も「あくまで物語が終わっただけで、その後で動物達はブレーメンに行ったのかもしれない」と考えるように。このやり取りは、メタ的な意味も含んでいるのかもしれません。

 

ハロハピがこれから作中でどういう描かれ方をされていくのかは分かりませんが、「世界を笑顔に」するエンディングに実際に辿り着く姿は途方もなくて中々想像できません。もっともその手前で物語が終わったとしても、彼女達は変わらず自分達の目標に向けて歩み続けていくことでしょう。そんな「ハロー、ハッピーワールド!」の姿を、この物語が続いている限り、我々も応援し続けて行きたいですよね。

 

 

さてさて、TVアニメ「BanG Dream!」は本日最終回。一つ前の話で既に大きな大団円を迎えましたが、最終回はどんな話になるのか楽しみですね。

そして先日発売された「Roselia」の1stシングル「BLACK SHOUT」はオリコンデイリーランキングでもポピパを凌ぐ(?)勢いの好調な推移を記録。こちら店頭やネット店舗でも売り切れが続出している様子(自分もうっかり油断していたら買えなかったので再入荷待ちです)。

 

BLACK SHOUT(生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

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ポピパやRoseliaなど他バンドに関しても準備が整い次第、今回みたいな記事を上げていく予定ですのでその時はよろしくお願いします。

 

 

おまけ

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(☆2[桜ミッシェル]奥沢美咲エピソード「同じニオイがする」より)

 

「頭きらきら星」と「頭こころちゃん」。類は友を呼ぶ…。

 

 

 

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