【ポケモン】実写映画「名探偵ピカチュウ」の感想をなぐり書く
どうもこんばんは。令和最初の記事です。令和1年5月3日です153。
本日は表題の通り実写映画版「名探偵ピカチュウ」の公開日ということで、公開初日に見てきました。本来だったらその感想をいつもの月例雑記記事末にのっけようかな…と思ったのです…が!……あまりに色々話したい部分が多すぎる上に大体ネタバレが絡むので、急遽単独記事を作りました。当ブログのメイン3ジャンル全く関係ない記事は多分初です、初。
……さて、本作「名探偵ピカチュウ」は同名の3DS用ソフトが原作。2016年2月に「名探偵ピカチュウ ~新コンビ誕生~」がダウンロード限定で配信開始、その後2018年3月に完全版としてパッケージソフトが販売されました。「おっさんの声で喋るピカチュウ」は発表当時から話題となっていました。
そしてこの度まさかの実写化、それもハリウッドで。最初に公開された場面スチルでポケモンの不気味なリアルさが話題になり、その後公開された予告映像で顔をしわくちゃにしかめたピカチュウの姿が絵師達の間でメガヒット。個人的にはもうこの時点で観たくて観たくてたまらなかったわけですが、実際に見てみたら想像の遥かに色々な意味で凄かった。
…というわけで、この記事では映画に登場するリアルなポケモン達を中心に、ネタバレを多分に含んで振り返っていきます。ちなみに今回見たのは吹替版です(理由は後述)。
名探偵ピカチュウ
ご存知ポケモン界のアイドルがおっさんになった姿。最初は違和感しか感じなかったデザインも、終わってみるとこの毛並のふわふわ感が本当に愛おしい。そして体を張る、びっくりするくらい張って一生懸命な姿が愛らしい。反面、予告のしわくちゃとぼとぼ歩きやダメージを受けて弱ってるところも凄く可愛い。おっさん的動きは思ったほどはしないけれども、喋りの口調やネタは確かにおっさんなのもまたいい。…総じて終始愛くるしい存在で、鑑賞後は公式販売のぬいぐるみを買おうと思いましたが、やや本来のピカチュウに寄っていて何か違った。完全準拠版がほしいところです。
ところで海外版の吹替版がライアン・レイノルズだという話は公開前に既に出ていたのですが、日本語吹替版の声優は長らく隠されたままでした。原作の大川透ボイスが好きではあったものの、どうせ違うんだろうな~とは思いつつ、割と楽しみにしていたら映画館に着く直前にまさかの公式のTwitterから西島秀俊氏だとネタバレ。なんだよ~~とは感じたものの、「MOZU」シリーズからの大ファンとしてはその時点で吹替版を観ないという選択肢はありませんでした。…で、見てみたら普通に上手かった。場面によってはめちゃめちゃセリフ量をまくしたてるわけですが、何の違和感なく聞けてました。某ペンギンとかでのやや棒感は朴訥な役柄だったせいなのかもしれない。
コダック
ヒロインの女の子記者ルーシーのパートナーポケモン、ということでピカチュウの次くらいに出番があります。
アニメのコダックと同じ声で喋って、アニメのコダックと同じ感じで「ねんりき」を出す。可愛いなぁと思いつつも、ストレス管理のせいで育てるのは大変なんだろうなぁと思いました。
ブルー
主人公の父の同僚・ヨシダ警部補(演・渡辺謙)のパートナーポケモン。ヨシダ警部補の文字が出た後にブルーが映し出されるのが多分笑い所なんだと思います。ブルーもそうなんですが、思ったよりサイズ大きいんだね、と感じるポケモンがこの映画でちらほら。
ちなみにヨシダ警部補は主人公ティムを差し置いてポケモンカード化しています。自分の山札を2枚引くと同時に相手の手札を見ることもできるので「ゲンガー&ミミッキュGX」などと一緒に使うといいでしょう。
カラカラ
「気持ち悪いポケットモンスター」の冒頭を全力で飾ってくるカラカラ。マジであの鳴き声で行こうと決めたの誰だ。ちなみにあそこのシーンでの主人公と梶君のやり取りは「あぁハリウッド映画だなぁ」という感慨で見てました、好きです。
それとラストでカラカラに変身したメタモンが殴ってくるところも大分ヤバい。最初の敵に殺されそうになるの本当に熱いホラーシーン。
ベロリンガ
列車乗ってたら誰のか分かんないベロリンガに舐められるのホント嫌でしょ…。百歩譲って舐められるのはいいとして、その後の匂いが残るのかどうかそこが気になります。
カイリキー
主な出番やセリフが無くてもしっかりと映画の中で色んなポケモン達が生きているのが改めて凄いところ。4本の腕のカイリキーに交通整理をさせるという発想がとてもいい。
ヤンチャム&ゴロンダ
街に溢れてるポケモン感が特に出ていて好きです。ゴロンダに乗るヤンチャム達、写真撮りたい。
エイパム
今回の実写化で特に気持ち悪くなったポケモンの代表格。そして最初の被害者。パンフに「『ポケットモンスター 金・銀』で初登場して以来、ポケモンファンの心をつかんで離さないエイパム」とか書かれてるんですがホントか??
プリン
アニメと同じかないみかの声で歌います。
バリヤード
今回の映画(個人的)最大の名シーン。初代アニメでバリヤードを家事手伝いに仕立て上げたのも衝撃でしたが、今回の映画でのあのコミュニケーション方法はそれ以上に目から鱗でした。本当に会話のテンポも良いのであそこだけ切り取って無料公開してもいいくらい。
ドゴーム
歩く騒音。一匹くらいバクオングがいても良かった。
リザードン
ポケモン界のヒーローポケモン……なのに今回の映画では完全に小物の悪役。だがそれがいい。ギャラドスに怯える表情も可愛かったです。
コイキング&ギャラドス
あの程度の衝撃で進化するだろうと考えちゃうピカチュウが好きなのですが、本当に進化しちゃった時は「名探偵ー!?」と拍手喝采。
この2匹といえば、アニメサン&ムーン113話「新番組!?小さなコイキングのメロディ」が凄く好きなので是非見てみて下さい、コイキングとギャラドスにおける見方が変わります。
イーブイ&ブースター
ピカブイの片割れ。この映画が日本製作だったら露骨なまでにブイズを推していただろうに、あの程度の出番に抑えていたのは好感が持てる。ちなみに私はブラッキー派です。
ゲッコウガ
ポケモン界の新星ヒーローポケモン……なのにこれも悪役。水・悪タイプなのでむしろ本来の役回りを果たしたともいえる。サトシゲッコウガなどいない。
ドダイトス
全媒体の中で一番ドダイトスが存在感を放ったかもしれない今回の映画。そうなんだろうな~とは思いつつも、いざ大地がドダイトスだった時の映像の圧倒感よ。
フシギダネ
ある意味ピカチュウの次くらいに癒し枠だったかもしれない、それくらいに人畜無害な存在。フシギダネに神秘性を感じる瞬間が訪れるなんて思ってもみませんでした。
ネマシュ
映画の製作がいつ頃始まったのかは知りませんが、無理矢理入れた気がしないでもないサン&ムーン枠。映画ではフシギダネと同じく神秘的な役柄ではあったものの、本来だいぶホラー枠のポケモンではあるんですよね…。
エモンガ
Rガスで狂暴化した時のエモンガの顔ヤバかったですが、この枠に欲しかったのはデデンネかな…という日本人視点の感想。
メタモン
…マジでこの映画を見るまでメタモンに本気で恐怖を覚える日が来るとは思いませんでした…。
ミュウツー
2019年はミュウツーイヤー、その一発目の出番に相応しい活躍ぶりでした。
完全に逆襲のノリで見ていたので、途中で「え、味方なの?」と素で驚きましたし、最後におじいさんが乗り移って暴れ始めた時は「お前、お前ーっ!」って叫びそうになりました。普段のアニメじゃ絶対にやらない、やれないことをやっちゃった実写版名探偵ピカチュウ、その熱い心意気をしかと受け取りました。
上映後に今夏公開の3Dリメイク版の予告が流れましたがそちらはどうなるんでしょうね、これを見た後だと3Dが見劣りするなぁというのが正直な感想なのですが。
…ということでポケモンを中心に振り返った「名探偵ピカチュウ」の感想でした。
本編の大枠の内容についてほとんど触れてないのですが、普通に2時間映画としての面白さと感動はありました。あと親子っていいよね。
けれども何より、この映画は「実際にポケモンが現実世界にいたらこんなに不気味!」をしっかり表現したところに第一の魅力があるので、それがどんなに気持ち悪くても大丈夫!いやむしろ見たい!という方は是非劇場に足を運ぶことをお勧めします。客層もアニメ本編程は子供に寄ってないし。
私も多分あと字幕版を一回見て、その後BDを買ってたまに見返す感じになろうかと思います。あと買ったまま放置しちゃってる原作ゲームの方もやりたいな。
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