【バンドリ!ガルパ】今井リサがRoselia結成においてもたらした奇跡
6月30日、shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催されたRoselia 1st Live「Rosenlied」に参加された皆様、お疲れ様でした!
私は参加できなかったのですが、公式側からの写真や様々なレポを見ながらふんふんいいな~と羨ましがっている状態です。
そして7月29日には、何と有明コロシアムにてこちらのライブの追加公演が開催されるとのこと。こちらに行かれる皆様も是非楽しんできて下さいね。
……さて、そんなわけで、今回のガルパ記事ではいよいよ、作中一の実力派バンドでもある、こちらの「Roselia」について触れていきたいと思います。
もう見た目からしてまず強そう。
メンバーは圧倒的な歌唱力を誇る歌姫・湊友希那(Vo)、真面目な性格で自分にも他人にも厳しい・氷川紗夜(Gt)、明るい性格のおしゃれさん・今井リサ(Ba)、作中唯一の中学生でやや中二病・宇田川あこ(Dr)、ピアノ経験者でネットゲーマー・白金燐子(Key)の5名。
そしてバンド名の「Roselia」は「青い薔薇」をイメージして「Rose(薔薇)」と「Camellia(椿)」から友希那が作った造語です。花言葉は「不可能を成し遂げる」。……強い。
そんなRoseliaの目標は、とにかく頂点を目指すこと。
他のバンドが割と皆で楽しむことを優先している中で、この野心に溢れた方向性は目を引きます。
特にボーカルの友希那がその方向性の中心となっていて、「自分の父親が成し遂げられなかった夢を叶える為に、とあるフェスでの優勝を目指す。その為にはどんな練習だってするし、その練習についてこれない人間にはバンドから出ていってもらう」そういうストイックな方針にも関わらず、友希那の歌声の魅力に惹かれて、4人の類稀なるメンバーが集まった――というのがRoseliaの大体の概要です。
…ですが、Roseliaがバンドとして成立し、実際に活動していく過程において、真に重要な役割を担っているのは、実は友希那ではなく、ある別のメンバーだったと個人的には考えています。
それがこちらのベース担当・今井リサです。
一見すると今風の女子高生、といった見た目のリサですが、こう見えて実は友希那の幼馴染。父親ぐるみの付き合いで友希那とは昔からよく遊んでいたようで、リサによると幼少期の友希那はよく笑う女の子だったとのこと。
…しかし、ある時を境に――友希那の父親がバンド活動を止めた時期あたりから――彼女の顔からは笑顔が消えていき、父が諦めた音楽の道に没頭していくことになります。
その友希那の真剣な姿をずっと横で眺めつつも、「いつか彼女にはあの時の笑顔を取り戻してほしい」、そんな親友としての純粋な願いが、リサの中にはありました。
そして高校2年生に進学したある日、リサは友希那から、氷川紗夜とバンドを組むことになったという話を聞きことになります。友希那が自分の夢を叶える一歩を踏み出したことを祝福すると同時に、自分の元から離れることを少し寂しがるリサ。
けれども、友希那に憧れるダンス部の後輩・宇田川あこのバンドのオーディションを斡旋し、そのオーディションで代役として中学以来にベースを演奏してみたことで、リサの中にこのバンドに「交わりたい」という想いが生まれ始めます。
そして、オシャレでつけていたネイルも、再びベースを弾くためにと無理矢理剥がし、彼女は生まれ変わるのでした。友希那の親友の今井リサから、友希那と並ぶバンドメンバーの一人・今井リサへと。
Roseliaのバンドストーリーは孤高の歌姫であった湊友希那が、いかにして本当の仲間達を見つけていくのか――という点に主軸が置かれた物語なのですが、最初にあこ達を友希那に認めさせたことにせよ、物語後半でRoseliaに訪れた「とある危機」に揺れる友希那の心を救ったことにせよ、この物語の真の功労者はリサなのではないかと感じさせます。
それもこれも、彼女が湊友希那の幼馴染という、彼女にとって絶対無二の理解者であること、それでいて持ち前の性格の明るさと気前の良さで、個性の強いRoseliaのメンバーの人間関係を円滑に回せていることのおかげでしょう。
…いやぁ、友希那さん、本当にとても良い幼馴染を持っちゃってます。
でも最後に泣いちゃうのはいつもリサなのがまたなぁ……尊いんだなぁ……。
……と、以上のことから、「今井リサがいなかったらRoseliaは上手く回ってなかったんじゃね?」疑惑を数ヶ月前からぼんやりと考えてはいたのですが、先日まで行われていたイベント「Don't leave me, Lisa!!!!」にて、そのことを公式が思わぬ形でぶっ込んできました。
イベントストーリーとしては、バイト先から急なシフトが入って、リサがRoseliaの練習に参加できなくなる、というただそれだけの内容なのですが―――
ごらんの有様だよ!!!
あこのネタは空回りするわ、燐子のコミュ障っぷりは加速するわ、友希那と紗夜の様子もどこかおかしくなるわ……結局のところやっぱりリサ姉がいないとこのバンドは上手く回らないことが証明されたね、ちゃんちゃん。というお話でした。
さてそんなRoseliaですが、4月19日に発売された1stシングル「BLACK SHOUT」がオリコン週間ランキング7位にランクインし、6月28日には早くも2ndシングル「Re:birth day」が発売。こちらのランキングも上々なようです。
そして前述の通り1stライブが2公演開催され、今夏には「Animelo Summer Live 2017 THE CARD」への出演も決定するなど、今乗りに乗っている最中です。バンドリを知らない人でも、おそらく今後も目にする機会は多いことでしょう。
でも、もしそんな彼女達のステージを観たり、曲を聴いたりする時には、ぜひとも今回の話を思い出していただけたらなと思います。夢に向かって真っ直ぐ突き進む歌姫と、彼女とメンバーを支える一人の幼馴染の話を。
その出会いが、結びつきの奇跡が、あの彼女達のステージを創り上げたのですから。
おまけ
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くそぅ、いつもいつもこの2人はいちゃいちゃしやがって…!
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(↑『あの夏で待ってる』『恋がさくころ桜どき』などのコミカライズも手掛けた毒田ペパ子先生によるRoseliaのバンドストーリーのコミカライズです。Roseliaの魅力が詰まった素敵な作品なので、ここから触れてみるのも良いかもしれません。こちらからも読めます。)
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